昔から日本や海外の家庭教師は、金持ちの裕福な家庭に雇われていることが多かったみたいです。
中世時代のヨーロッパでは貴族の子供の教育として、家庭教師がいないといけない存在だったのです。
ローマのスパルタ教育の中に家庭教師の存在が文献に残っており、歴史的に有名な音楽家や哲学者など、家庭教師を行って金持ちの子供に教育していました。
フランスの哲学者ルソーも貴族の子供の家庭教師を行っており、子供の進路を考える場合、一番重要なのがどんな人間になってほしいか、子どもにどんな生き方をしてほしいのか、が最も重要だと言っており、家庭教師をしていた貴族の息子を指物師に弟子にしようとしたりして、貴族の人に抗議されたこともあったそうです。
18世紀は労働する人は社会的地位の低い人達がするものだと考えられていました。
ルソーの考える生き方は、農家のように働き、哲学者のように考え、遊んで暮らすことはいけないと主張しており、貴族の奥さんがとても驚いた、という記録があります。
家庭教師というのは現在、大学生などがバイトとして行っているのですが、昔の家庭教師の場合、かなりレベルが高く、直接家に住んで授業を教えるたり、共に受験に取り組むぐらいのレベルで教えており、現代と比べると意気込みが全然違います。
現在の家庭教師というのはやはりサービスとしての家庭教師業のため、昔のように専属で勉強を教えるといったことがないのが一つの要因かもしれません。また古代の話で言えば家柄なども関係してくるため、しっかり教育しなければいけないといった意識の違いもあります。今の家庭教師などでお金をもらって勉強を教えているわけですからそういう意識がない訳ではありませんが、根本的な意識の違いはあるといえます。家庭教師の先生が教師を目指しているなら生徒に勉強を教えたり、一緒に受験に取り組む行為そのものが貴重な経験になるため、昔と比べれば当然意識の違いは出てくるのです。
家庭教師の派遣会社の場合、収益の構造によって分類することができます。
家庭教師が授業を行うのに必要な教材として始めに購入させられ、その後は全て家庭教師に任せるというような業者とは契約しない方が良いでしょう。
そういった業者の場合、教材を売ることが目的なので、教材を売った後、教材を使用していてもあまり使用しないことが多く、返品することができなくてサポートも当然ないでしょう。
チケット制の家庭教師の場合、数十回分のチケットをまとめて購入させらることがあり、そういった業者は止めましょう。
そういった業者は一回チケットを販売したら終わりなので、この後のサポートは期待できません。
大手英会話スクールと一緒で一括で授業料を納める方法を取っており、ローンで購入させるので全てカード会社経由で料金が回収できるので、後のサポートは期待できないといって良いでしょう。
一番多いのがこのタイプの業者で、家庭教師会社を選ぶ時は、必ず月謝制の業者を探すようにしましょう。
月謝制のところは最短で1月で契約解除されることがあるので、家庭教師会社からしたら月々の収入源を失うことは会社にとってマイナスなので月々のサポートがしっかりしていると思います。
サポートがしっかりしていないと客は辞めてしまうので、家庭教師会社はしっかりとしたサポートをしないといけなくなるのです。
しかし、いろんな業者がいるので、入会時に色々な名目をつけて、入会金以外の費用が発生する会社はサポートとかしっかりしていなく、あやしい業者が多いので注意しましょう。
どのタイプの家庭教師業者でも契約期間には注意して見ましょう。
家庭教師の派遣会社の多くが半年~1年にかけての契約機関になっており、問題はもしサービスに納得出来ない時に解約する場合です。
中には、違約金を定めている家庭教師派遣会社もあります。
ちなみに、訪問販売法では、違約金は「月の月謝か5万円のいずれか少ない金額」と定めています。
この法律制定前は、違約金を高額に設定する家庭教師派遣会社もあり、社会問題となっていました。
途中解約の際に違約金がかかる家庭教師会社は避けましょう。
長期契約で違約金を取る会社は「売り逃げ」型です。
入会後のサポートなど期待出来ません。
Last update:2020/11/12
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